torum

主に開発中のアプリにまつわる技術系の事。

はてなのサービスはBrave対応をしてみたらどうか

はてなは暗号通貨で投げ銭を実装すべきだったのさ。Braveブラウザと協力してBATでも良いし和製MONAも良い。

[B! はてな] はてな村が滅んだただひとつの理由 - 卓上洗濯機


自分は、はてなのサービス、特にブックマークを以前より長く使っています。一時離れていてましたが、最近また戻ってきてたクチです。

そんな中、気が付くと、はてな界隈の衰退を嘆くエントリが度々上がってきます()。たしかに自分もそういう状況に気が付いています。昔はてなにいたIT系の尖がった人達は極端に減り(居ても話題が内向き)、以前よりも特殊な政治的志向を持った人達がはてなにぐっと増えました。そういう新しい人達がはてブでなにか世論誘導を図ろうとしているような感じさえ受けました。

自分は、そういう状況にちょっと違和感を感じて離れていったようなところもあるかもしれません。

また、昔のようにワクワクするような新しいサービスが出てくる時代とは異なるので仕方がないのかもしれませんが、ここ10年ぐらいぱっと見何も変わっていない、というのもユーザーとして寂しい限りです。

そこで、はてな衰退論を唱えるエントリと、その反応を観察してみると、はてなが一皮剥けないのは、はてながユーザー=書き手=クリエーターがマネタイズできるようなサポートを出来なかったからだ、という点を指摘する意見が散見されます。noteといった有料化をサポートするサービスやYouTubeなどのプラットフォームと比較すると、確かにはてなで収益化を図ろうとしてもアフィリエイトしか方法はありません。

ただ、お金が第一の目当てになると、コンテンツが歪み、内容が汚染されかねない、という事で嫌厭されることは理解できます。アフィリエイト目的で広告記事だらけ、みたいなのもありますしね。

しかし、何も報酬がなくても続けられるのは一部の奇特な人達だけです。これは、アプリケーションの開発においても言えることです。

 

とは言え、やはり、モチベーションや継続性を考えると、やはり対価を払うというか、評価をしてもらう、という意味では何かもらえると嬉しい事には変わりはありません。そこで、投げ銭というかTipを払えるようなシステムを公開してくれないかなぁと。

有料アプリを買ったり、サブスクリプションで支払い続ける、というよりか、ちょっとした応援、という気持ちで気に入ったアプリに対して、気持ちの表現としてチップって良いじゃないですか。

Microsoft Storeに欲しい機能 - Tip (投げ銭) - torum

 

上記のエントリでも書きましたが、Braveというブラウザと、新しい広告のありかた、クリエーターの収益方法が登場しました。これは、Webネイティブな「ポイント制」であるBATという暗号通貨をチップとしてクリエーターに対してチップ支払いが出来るというものです。

現在の広告モデルやビジネスモデルと整合性をとりつつ、はてなのサービスで、Braveのモデルも採用できないものでしょうか。Braveブラウザを利用しなくても同じような事が出来るようにするという事です。BATだけでなくMONAにも対応しても良いでしょう。はてなのアカウントが自動的にウォレットになる・・・というのはハードルが高いかもしれませんが(取引所のサービスと連携するだけでも良い)、ここははてなに期待したい所です。

暗号通貨というと怪しい、と言って頭ごなしに否定するような人達もいるでしょうが、そういう人達は何も分かっていない人達なので、無視して構わないと思います。

新しいものを言下に否定する人達は昔から常に居るものです。PCが普及し始めた頃にもそういう人達は居ました。インターネットが登場した際もそういう人達がいました。iPhoneが登場する頃にもいました(日本のIT系メディアでは静電式ではなく感圧式を推し、日本製のガラケーに対して「iPhoneはウケない、なぜなら爪の長い女性は操作できないからだ」といった無理やりなネガキャンが多勢だった)」

早くからインターネットやモバイルに参入して足場を築いてきた人達や企業は、本質的な技術の可能性に気付いて、そういう雑音に惑わされずに突き進んできた訳です。

はてなが次の時代に生き残れるか、ここが正念場ではないでしょうかね。

 

追記1:

以下のようなサービスが出てきましたね。はてなのブログで出来なかったのがイタい。

prtimes.jp

 

追記2:

ふと思い立って、「はてな ブロックチェーン」で検索してみると、はてなブロックチェーン技術に対する取り組みとかは一切引っかからず、はてなのエンジニアの退職エントリが出て来て、

「仮想通貨」という漠然とした正体不明のものが、エンジニアとして「暗号通貨」という技術的背景を持ったものに見えるようになったのでした。

ここまでで、2009年のマウントゴックス事件のときには 得体の知れないポイント的なものを物好きが取引している というイメージだったビットコインの印象が塗り替えられ、 なるほどビットコイン、面白そうじゃん、と思うようになりました。

[中略]
スマートフォンアプリケーションエンジニアとして、これはWebサーバーのAPI叩いてる場合じゃねぇ と思った

株式会社メルペイに入社しました。ブロックチェーンやります。 - niwatakoのはてなブログ

 

という話し。はてな、新しいことにチャレンジしないから、暗号通貨に感度のある若いエンジニアまで流出してしまってますねぇ。もったいない。

因みに、自分も同じころに似たような事に気が付き、ビットコインの革新性に驚いたものです。ただ、自分は文系の非エンジニアで、自分が使いたいから作る、だけのもう若くは無い人なので、暗号通貨の取引ツールなどを作っている=「WebサーバーのAPI叩いている」だけで満足していますw