Microsoft Storeに欲しい機能 - Tip (投げ銭)

Microsoft Storeは、当初のUWPアプリ限定という酷い状況から、通常のソフトもAppX形式にパッケージングすればOKとなり、Winodws11でさらに改善し、間口を広げていく、という事でめでたい事です。Androidのアプリも動かせるようにして取り込むというのも面白いですね。

元々、Microsoft Storeでは、アプリの登録も公開もすべて無料で出来ていました。さらに今回、有料アプリの税徴収もしないという発表があり、思い切った事をするなぁと思います。

Store経由で公開する利点としては、電子署名を付けなくてよい、という点もあります。最近（というかVista以降）は、アプリのインストーラーや実行ファイルに電子署名を付けないと、実行時に警告が出て、起動を止められる、というセキュリティが強化されていて、気軽にアプリを頒布出来ない状況となっています。この電子署名も年間数万円かかるんですよね・・・。これが不要というだけで、Microsoft Storeの存在意義は大きいです。

一方で、AppleのApp Store は有料アプリではAppleの30％だかの取り分があり、無料のアプリを公開するにも年間の開発者サブスクリプションでウン万円を支払うという個人的にはあり得ない状況で、Microsoftの太っ腹が際立ちます。

フリーソフトを公開する為に、開発者がお金を払うというおかしな状況だと気持ちが萎えますね。ただ、公開する為の敷居を上げる事で、質の低いアプリを遠ざける、という意味合いもあるように思います。Microsoft Storeは現状、玉石混交ですからね。

自分がモバイルアプリの開発というか公開をしてこなかったのは、上記の理由も大きいです（一番の理由は、自分が携帯自体、あまり使わないので、ということ・・・）。そもそも自分が使いたいアプリを作って、みんなが無料で使えるように公開するだけなのになぜにお金を払わないとならないのか、と。

でも、かといって有料アプリにするつもりはありません。自分が過去２０年以上に渡ってお世話になってきた無料アプリを考えるに、自分が作ったソフトを有料にするなんて、考えにも及ばないからです。

とは言え、やはり、モチベーションや継続性を考えると、やはり対価を払うというか、評価をしてもらう、という意味では何かもらえると嬉しい事には変わりはありません。そこで、投げ銭というかTipを払えるようなシステムを公開してくれないかなぁと。

有料アプリを買ったり、サブスクリプションで支払い続ける、というよりか、ちょっとした応援、という気持ちで気に入ったアプリに対して、気持ちの表現としてチップって良いじゃないですか。

すでに、Windowsにはリワードってシステムがあるようですが、統合するとか？自分は使ってませんし、使うつもりもありませんが。

個人的に良いなぁと思ったのは、BraveというブラウザのTipですね。BATという暗号通貨のトークンを広告対価として配布して、それをクリエーターや例えば、ツィートにTipとして投げ銭できる、という。ただ、現在は対応しているサービスが少ない、というか受け入れ側も認知度が低いので対応しているのが少なく、あまり機能してないようですが・・・。