日本、気づけばガラパゴス 「不動産」API連携に後れ
タイトルは日経記事のタイトルのもじりです。
銀行APIがあるだけマシです。なにしろ、日本の不動産業界には、不動産APIすらないんですからw
「日本のAPI市場はインターネットにつながらないパソコン状態だ」。フィンテック協会の鬼頭武嗣代表理事副会長(クラウドリアルティ社長)は嘆息する。やり玉にあげるのが、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)の仕様だ。企業や金融機関によってばらばらで、組み込み型金融の肝である事業者と金融機関の連携が進まないガラパゴス状態になっている。
APIは電話線のようにアプリケーションをつなぐ役割を果たす。フィンテック企業と金融機関や事業会社を結ぶ重要なインフラだ。
日本では2018年に施行した改正銀行法で金融機関にAPI連携に関する努力義務が課された。100を超える金融機関がAPI契約を結んだが、銀行によってAPIの仕様が異なり、金融機関向けのサービスを横展開しづらい。
銀行APIにしろ、不動産APIにしろ、こういうのは、「ガラパゴス」とは言いません。単に、「遅れている」または「進歩がない」と言います。
日本の不動産業界では、「紙と郵便、電話、FAXが標準のツール」という世界。
国交省も、業法を改正して、XMLで不動産物件情報の流通フォーマットを標準化してAPIに対応するよう改正してくれませんかね。
もう10年以上前から言っているんですけれど。